艶のある黄の胎に赤茶のアイ突起紋 フェニキア・ローマの黄と違う着色剤の中世ビーズ

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艶のある黄の胎に、突起した小さな赤茶のアイ4つとその中心に黄の瞳が施され、胎の一部に残る黒い細線が巻き製法ビーズであることを示します。艶のある黄とアイの赤茶が独特な色合い映し、アイの突起紋がちょこんと施された、希少ビーズです。突起部分は剥落しやすくため、アイが4つとも残る完品は希少です。小さな窪みが2つあります。\r 黄の瞳は、大きめの赤茶アイではしっかり施され、隣のアイでは小さな黄の瞳に赤茶が少し混じります。また、他の2つの赤茶アイには微かな黄のガラスで瞳を描いています(10-12枚め)。\r 入手時に、詳しい方から6-10C頃のビーズと説明され、研究書A History of Beads付表では、900~1000年頃に、黄の丸玉胎に少し突起した茶の斑点(アイ)が上下に2つと隣に1つ、4組施されたビーズ(44番)が掲載されています。ただ、黄の瞳は施されていません。800~1000年にキエフ制作ビーズとも、また、1000年までにチェコ東部モラビア制作、多分東欧で制作のバイキング・ビーズと、同書は説明します。\r 類例として、黄の胎に、白の保護円盤にコバルト青の瞳を乗せ、緩やかな突出紋の4層アイのフェニキア・ビーズが、前500~前400年頃に見られます。一般に、黄は金の色と想定されていました。本品の黄の胎は滑らかで、赤茶アイは小さくて高く、フェニキア玉と相違します。なお、イスラム期の北東欧交易玉に、中心と放射紋を施した黄の管玉が存在します。\rチェコで中世に制作された、装飾なしで不透明な黄の丸玉では、着色剤として鉛と錫が用いられ、また、不透明化にはカルシウムが用いられています。他方、フェニキアやローマン・ビーズでは、鉛とアンチモニーが用いられ、4世紀頃に着色剤が転換されました。\r 本品の制作時期が6C-10Cか研究書に準じ1000年頃とすれば、本品はローマ期以前の黄ビーズと異なり、中世制作ビーズの組成を示します。6-7C頃のオランダでは、不透明な黄ガラスでビーズを制作した工房跡が発掘され、6C-10C頃の東欧などで黄ビーズの制作・流通が確認されています。\r ローマ期以前と中世のガラス製造とビーズ制作の転換を具体的に語り、 ほぼ類例が20C初めのベネチア玉にありそうな、黄と赤茶の小粋なビーズです。\rサイズ 高さ 約10㍉ 幅 約10㍉強 孔径 約2㍉ 突起 高さ 約2㍉
カテゴリー:ホビー・楽器・アート>>>美術品・アンティーク・コレクション>>>その他
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